受診から4か月になりそうな頃、先生に
手帳は申請するの?君なら当てはまるよ。障害年金も当てはまるから、一つの選択肢として考えてみてね。
と言われました。
自分が当てはまるのかも考えた事がなかったので、結構びっくりしました。
そこから調べ始めて、5か月経過した頃には色々と準備をする事が出来ました。
また、親身になってくれる先生のおかげで一緒に進めていく事が出来ました。
手帳について
正式名称は 精神障害者保健福祉手帳 と言います。
長いし一般的に障害者手帳で会話は通じます。
一番症状が重い1級から比較的軽い3級までの等級があります。
ある程度の精神障害がある方に対して交付されるので、全員が当てはまるわけではありません。
有効期限が2年となっているので、更新が必要です。
役所の窓口に申請して発行されるものです。
指定医療機関の先生の診断書がなければ取得する事が出来ません。
そして精神科を初めて受診して6か月経過していないと、申請や取得する事は出来ません。
申請の流れ
まずは市役所の福祉課の窓口に行って、
- 交付申請書
- 様式の決まった診断書
をもらってきます。
診断書を先生に記入してもらいますが、注意が必要です。
自立支援医療を申請出来る病院なら、そのまま同じ所の先生に記入してもらって下さい。
違う場合は、指定医療機関の病院を探してそちらで診断書を記入してもらって下さい。
また診断書の記入は時間がかかるため、早めに取り組んだ方が良いです。
6か月経過してからの記入だと更に1か月、承認までに数か月…と、時間ばかりかかってしまうのです。
早めに準備した方が良いのですが、診断書に有効期限があるので2か月前からの準備がベストだと思います。
必要な書類
先生から診断書をもらったら以下の書類を用意して、市役所に向かいます。
- 交付申請書
- 記入済の診断書(有効期限あり注意!)
- はんこ
- 顔写真(たて4cm よこ3cm)
- マイナンバーがわかるもの(番号が分かればメモでもOK)
以上を提出したら、来るまで待つだけです。
時間がかかるので3か月後くらいだなと気長に待っていて下さい。
忘れた頃に、自宅に郵送されてきます。
やっておくといい事
自分でやっておいて良かった事です、ご参考までに。
- 早めの準備
- 診断書のコピー
- 自分が出来ない所のリストアップ(メモでもメールでも会話でも)
- 記入された診断書のコピー 3部
- 早めの準備
そんなに急いでいない方なら必要ありません。
ただ、どうせなら早めに手元に欲しい。といった方には早めの準備をお勧めします。
交付申請書と診断書をなるべく早くもらう、先生に診断書をお願いしたり渡すのを申請出来る2か月前頃には済ませておくだけでだいぶ違います。
- 診断書のコピー
もらった時点で診断書をコピーします。
コピーしたものに記入出来そうな所を自分で振り返りながら記入していきます。
現在の病状・症状等は、少しでも記入できる所があればしておいて下さい。
生活能力の状態も記入出来ると思うので、当てはまるものに丸を付けておいて下さい。出来ないのに出来るにしないように、ありのまま当てはまるものに丸をして下さい。
これを先生に診断書と一緒に渡せば、先生もどんな状態か分かりやすいし伝わりやすくなります。
- 自分が出来ていない所のリストアップ
これは、会話でもメモでもメールでもなんでも良いです。
とにかく先生に、生活していくうえで自分は何が出来ないのかを伝える事が出来れば良いのです。
私の場合は、
掃除は気が向かないとしないので1年以上しない事もある・料理はする気が起きないのと出来ない・洗濯はスタートボタンは押せるが干すまではしない…
など、出来ない事を正直に書いたメモを渡しました。
- 記入された診断書のコピー
3部取る事をおすすめします。
自分用・次回先生に参考にしてもらう用・障害年金の相談用
の3部です。
必要があれば、もっと取っておいても良いと思います。
手にしてみて
完全に申請したのを忘れた頃に、自宅に郵送されてきました。
実物は案外しょぼいです…。
もっとパスポートの小さい版みたいなノートだと思っていたので、少しがっかりしてしまいました。
でも、これがあれば公共施設に行くきっかけが作りやすいので活用していこうと思います。